サニー16ルールについて
サニー16ルールは何十年も使われてきた経験則です。晴れた日に絞りをf/16に設定し、シャッタースピードをおおよそ1/ISOに合わせると、適正露出が得られます。あまり知られていないバリエーションは、同じ考え方を曇りや日陰の状況に広げ、より開いた絞り(f/11、f/8、f/5.6、f/4)を使います。この計算機は当サイトの露出トライアングル計算機と同じ段数(ストップ)単位の計算を適用し、実際に撮影したいISOと絞りに合わせて基準値を調整します。
計算の仕組み
この計算機は、光の条件ごとの基準絞り(晴れ f/16、薄曇り f/11、曇り f/8、厚い曇り f/5.6、日陰・夕方 f/4)で、ISO 100 のときシャッタースピードを約 1/100 秒として出発します。そこから、選んだ絞りと ISO に合わせて、段数単位でシャッタースピードを再計算します。
絞りを 1 段開けるとシャッタースピードは半分になり、ISO を 1 段上げても半分になります。この 2 つを順に適用して最終的な値を求めます。
数値で見る例
- 晴れ(f/16)で ISO 100、f/16 なら、シャッタースピードは約 1/100 秒です。これが古典的な「サニー 16」の法則です。
- 晴れで ISO 400、f/8 なら約 1/1600 秒です。絞りを 2 段開け、ISO を 2 段上げると、シャッタースピードは 4 段速くなります。
- 晴れで ISO 100 のまま f/5.6 に開くと、約 1/800 秒です。背景をぼかすために絞りを開くとき、シャッターがどれだけ速くなければならないかが分かります。
- 曇り(f/8)で ISO 400、f/2.8 なら約 1/3200 秒です。
- 日陰・夕方(f/4)で ISO 100、f/4 なら約 1/100 秒、ISO 800 で f/2 に開くと約 1/3200 秒です。
使いどころ
露出計のないフィルムカメラや、マニュアル露出で撮るとき、またはカメラの自動露出がおかしく見えるときの素早い目安として使えます。屋外に出る前に、光の条件ごとのおおよその出発点を頭に入れておく練習にも向いています。
注意点とよくある失敗
- この値は一般的な屋外の日中の光を想定した見積もりです。朝夕の低い太陽、雪や砂の強い反射、逆光では合わないことがあります。
- 被写体が極端に暗い・明るい場合は、カメラの露出計や試し撮りで確認し、必要なら露出補正をかけてください。
- 光の条件の選択を誤ると、結果が 1〜2 段ずれます。影の縁がどれだけくっきりしているかで判断すると役立ちます。
- シャッタースピードが遅くなりすぎると手ブレが出ることがあります。その場合は ISO を上げるか絞りを開けてください。
- 表示されるシャッタースピードは、標準的な段に近い値に丸められています。実際のカメラでは最も近い値を選んでください。
あわせて読みたいガイド
一般的な屋外・日中の撮影条件を前提とした目安です。重要な撮影では必ずカメラの露出計やテスト撮影で確認してください。
よくある質問
今でもサニー16ルールは役に立ちますか?+
主に、露出計のないフィルムカメラのマニュアル露出の検算や、細かく調整する前の素早い出発点として役立ちます。
曇りのバリエーションはなぜ絞り値が異なるのですか?+
絞り1段ごとに、直前の条件より光の量がおおよそ半分になる状況に対応するため、光の条件が暗くなるほど絞りを1段ずつ開けるように設計されているためです。
特定の絞りではなく特定のシャッタースピードにしたい場合は?+
希望のシャッタースピードに近い結果になる絞りを選んでください — 基盤となる計算は段数単位で同じなので、当サイトの露出トライアングル計算機で目標のシャッタースピードから逆算することもできます。

