画角について
画角(FOV)は、レンズが実際に捉えるシーンの角度を度(°)で表したもので、焦点距離とセンサーの物理的なサイズの両方に左右されます。この計算機は標準的な三角関数の公式(画角 = 2 × arctan(センサー寸法 / (2 × 焦点距離)))を、センサーの幅・高さ・対角線それぞれに適用します。当サイトのクロップファクター計算機の画角の数値とまったく同じ計算であり、クロップファクターや換算焦点距離の文脈なしに画角そのものをすぐに確認したい方のために、独立したページとして用意しました — 測量、映像制作、建築写真など、レンズがシーンをどれだけ広く捉えるかが重要な撮影計画に役立ちます。
計算の仕組み
画角は 2 × atan(センサーの長さ ÷(2 × 焦点距離))で計算します。同じ式にセンサーの幅、高さ、対角線の長さをそれぞれ入れて、水平画角、垂直画角、対角線画角を求めます。
画角は焦点距離とセンサーサイズの両方で決まります。焦点距離が長いほど狭くなり、センサーが大きいほど広くなります。計算機の下の表には、14mm から 300mm までよく使う焦点距離の画角を、選んだセンサーサイズで表示します。
数値で見る例
- フルサイズで 24mm は、水平約 73.7°、垂直約 53.1°、対角線約 84.1° です。50mm は水平約 39.6°、垂直約 27.0°、対角線約 46.8° です。
- フルサイズの 85mm は対角線約 28.6°、200mm は約 12.3°、14mm は約 114.2° です。レンズの説明でよく使われるのは対角線の画角です。
- APS-C(23.5×15.6mm)で 50mm は、水平約 26.4°、垂直約 17.7°、対角線約 31.5° で、同じレンズをフルサイズで使うときより狭く写ります。
- マイクロフォーサーズ(17.3×13mm)の 25mm は、対角線約 46.8° で、フルサイズの 50mm と同じ画角です。
使いどころ
建築やインテリアの撮影、動画撮影、現場の記録など、1 つの場面がどれだけ広く写るかを角度で知りたいときに役立ちます。クロップファクターや換算焦点距離ではなく、角度そのものが必要な場合にすぐ確認できます。
注意点とよくある失敗
- 垂直画角と水平画角を混同しないでください。カメラを縦位置にすると 2 つの値は入れ替わりますが、対角線画角は変わりません。
- レンズの宣伝でよく言われる画角は、対角線の値です。水平の値と比べると、数字が違って見えます。
- この計算は、センサーサイズと焦点距離だけを使い、レンズの歪みや、近距離でピントを合わせたときに画角がわずかに狭くなる効果は考慮していません。
- 特定のカメラの正確な値を知りたいときは、センサーサイズで「手動入力」を選び、メーカーが公表しているセンサーの幅と高さ(mm)を入れてください。
- 入力する焦点距離は実際の値です。換算焦点距離を入れると、センサーに対して画角が狭く計算されます。
あわせて読みたいガイド
センサーの物理的な寸法と焦点距離のみから計算した値です。レンズの歪みや、一部のレンズが最短撮影距離で示すわずかな画角の減少は考慮していません。
よくある質問
クロップファクター計算機と何が違いますか?+
基となる公式は同じですが、このページは画角そのもの(撮影シーンが正確にどれだけ広く写るかを知りたいときに便利)に焦点を当てており、クロップファクター計算機はセンサーサイズ間での換算焦点距離・絞りの比較に焦点を当てたツールです。
なぜ画角が水平・垂直・対角の3種類あるのですか?+
水平・垂直画角は、それぞれセンサーの幅・高さを基準にフレームの横幅・縦幅を表します。対角画角(センサーの対角線の長さを基準)は、カメラを横に構えても縦に構えても値が変わらないため、レンズ全体の画角を表す際に最もよく引用される単一の数値です。
一般的なセンサーサイズではなく、特定のカメラ機種の値で計算できますか?+
はい。センサーサイズで「カスタム」を選択し、メーカーの仕様で確認できるお使いのカメラの正確なセンサーの幅と高さをミリメートル単位で入力してください。

